本を読んで知ったこと

前回の記事に付随して、個人的にショックだった「資本主義の嘘」ってヤツを紹介しようかと思います。これもホントかどうか正直判断しかねる内容なんですけどね。
最近「環境にやさしく」とか「エコな生活始めよう」というキャッチコピーを目にするようになりましたよね。これ、私も以前から環境問題についてはここでチラリと言っていましたので少しは良い事のように思っていたんですが、『偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する』 (幻冬舎新書) 武田 邦彦(著) という本を立ち読みしまして、このキャンペーンすら企業に利益をもたらすための仕組みなのかもしれないと知りました。
ほんのさわりの部分しか読んでないんですけど、たとえば「レジ袋を貰わず、マイバックで買い物しよう」ってよく聞きますよね?確かにポリ袋は石油から出来ているんだから、もらわなければきっと石油の消費を抑えられる…って気になります。ですが、この本によると「ポリ袋は石油を燃料に加工する際に出る廃棄物から作られる」ので「ポリ袋を廃止したら使いようのないこの部分は焼くしかない」のだとか。さらに、「エコバック」という胡散臭い買い物袋ありますよね?普段各々が使っているカバンでの買い物を推奨するならいざ知らず、わざわざポリエステル製のバックを作って「これでエコなお買い物!」と銘打つ。同書によればこっちのほうが資源の無駄使いも甚だしいんだそうです。
これの身近な例として私が思い当たるのが、仙台市の「ゴミ袋の有料化」です。10月から指定ゴミ袋以外では集積所に出せなくなります。(今まで通りならレジ袋でもゴミ、特に生ゴミが出せました)実は、レジ袋のほうがあの指定ゴミ袋よりも資源的に経済的なんですよ?というかもともと廃棄されてたもので作ってた訳ですし。それを廃止してより貴重な資源を買わせて金を取ろうとはどういう腹ですかね?
ゴミをなるべく出さないような生活、分別を徹底してリサイクル…これを否定する気は毛頭ありません。むしろ大歓迎です。でも、そのための手段、ホントにこれでいいのかな?って疑問に思います。つーかエコのため各家庭で生ゴミを溜め込めとでもいうんでしょうか…。(あ、市では生ゴミから肥料を作るキットを推奨。微妙に高いし要らないし、そもそもアレ電気で動くんじゃ…?)
 
最初に述べた通り、この本もどこまで真実なのかは私にはわかりませんが、信憑性はそこらの新聞よりも高い気がしたので引用させてもらいました。
もうちょっとモラルのあるCMしましょうよ〜。
(文責・称一朗)