希望はどこにあるの?

共産党は残念ながら議席を減らしてしまいました。力、抜けるなぁ…。
今回の比例区441万票(7.48%)というのは、2005年の衆院選と比べると得票数で51万票減、得票率で0.23%増。ほぼ横ばいです。国政選挙は2001年の参院選以降は得票400万票台、得票率7%台というのが5回続いています。ここを突破しないと国会での議席一ケタは抜け出せないようです。
それに比べて民主党は今回あと1議席多ければ単独過半数ですからね。まさに圧倒的。でもそれだけ年金、格差、平和問題などに対するあらゆる期待が民主党に集中したわけだから、ある意味面白い情勢なのかな。参議院で与党が過半数割れしたわけだから、民主党としてはポーズだけの反対でも否決することになってしまいます。民主党が本当に与党に対抗する勢力なのか、第二自民党なのかが明らかになっちゃいますから。国民の期待が大きいだけに応えられなければ失望もすごいでしょう。悪法に反対する国民の声が大きければ、日和見民主党はそれに押されて悪法を止めることができるかもしれません。
あ、大勝したと言っても民主党比例区での得票率は40%に届いていません。あと1議席過半数というのは水増しされた結果なんですよね。衆議院ほどじゃありませんが、参議院も民意の正確な反映には程遠い選挙制度です。共産党だって121議席の7.48%だったら9議席に値するわけですから。実力通りの選挙結果が出ないということです。
しかしなぁ、護憲勢力のこの状況。私の個人的な考えですけど、社民党と共同して第三極をつくれないものでしょうか。それから田中康夫さんとか川田龍平さんとか天木直人さんとか。実際に共同を目指すとなれば色々難しい問題はあるでしょうけど、何とか合意をつくっていけないものかな。
正直言って、自分の将来に展望が持てません。学生の頃は漠然と何とかなるかな〜と思ってたけど、働くようになってからはワーキングプアだの格差だの世間をにぎわす言葉がそのまま自分に関わってくることが実感できるようになっちゃって。そんな中で共産党の掲げてる政策が希望というか微かな未来というかそんな感じなんですけど、この選挙結果には本当にがっかりです。

(文責 contack)