最低賃金生活スタート

今年もやってきてしまいました…。11月が…。

僕の所属している労働組合では毎年11月に、県が定めている最低賃金で「実際に生活出来るのか」を検証するため、人体実験…、もとい生活体験を行います。

実際にやってみることで、日本の最低賃金制度がいかに非現実的かを明らかにし、さらに厚生労働省や中央最低賃金審議委員会に制度改善を要請するわけです。

宮城県最低賃金は、時給639円。これで8時間×22日として一ヶ月の収入とします。そして、ここから税金、社会保険料、家賃、光熱費、任意保険料、携帯電話代などの固定支出を払うわけですから、残った額がひと月の生活費になるわけです。この残金で食費を含めたあらゆる支出を賄うわけですから、かなり大変です。

ただ、今年は参議院選挙で自民党が大敗し、潮目が変わったので、昨年から11円もアップした額で体験を行います。もちろん過去最高の金額。「こりゃ、少しは楽になるな。」などと思っていたんですが…、甘かった。

今年から働く日数が25日から22日に減ってやがる…。そりゃあ確かに22日の方が現実に合ってるけどねぇ、でも時間給で働いてる人間が仕事減らしてどうすんだよ!という怒りと哀しみに震えています。一気に過去最低額だよ、おい。

陰謀だ。いや、謀略だ。いいやこれは死刑宣告だ!という、悪態をつきたい気にもなるんですが…、まぁ始まってしまったんでやるしかないですね。

という訳で随時このブログにも体験の経過を載せていきます。また、最賃制度や生活体験のことをもっと聞きたい方はコメントを入れていってください。

(文責 sa)