派遣・請負・ワーキングプア!?「雇用の変化」はなぜ起きた?(3)

3.大事なことは2つあります。

彼ら大企業のやっていることは、200年前に初めて資本主義が誕生した頃の資本家と、何ら変わるところがありません。
当時は誰彼構わずこき使ってたわけですが…。

だから僕達も歴史に学び、歴史に助けを求めましょう。

当時の労働者も最初は孤独だったかもしれません。

しかし、仲間同士で助け合い、行動を起こすことで権利を勝ち取ってきたのです。
それは日本国憲法にもしっかりと記されています。

生存権日本国憲法25条)
団結権日本国憲法28条)

そして、政府や大企業の違法・無法な振る舞いは告発に弱いのです。

耐震偽装・食肉偽装・賞味期限の偽装・偽装請負…ついでに環境偽装…うそはやっぱりバレます。

その偽装請負でちょっと有名になったクリスタルグループ・・・その後どうなったでしょうか。

彼らはグッドウィルグループに買収されましたが、そのグッドウィルは最初、コムスンが介護報酬の不正請求を行い、さらに派遣業の違反を行い、どちらでも業務停止処分を受けました。

なので、決して打ち壊し運動をしてはいけません。
我々なりのやり方で反撃していきましょう。

つまり、団結と学習がカギだと思うのです。

「学ぶ」というのは本当に大事だなぁ、と最近は実感しています。

今、本当に多くの人たちがつらい働き方をしています。
ですが、こんな働き方、生活が当たり前であってはいけないんです。

そして、「知らないまま」では疑問も持てません。

歴史に学ぶ、という意味でこんな引用を…。

子ども達は・・・12時間ないし14時間も働かねばならず、ボロを着て歩き、満腹するだけの食物をあてがわれず、・・・・・それでも『私はよい待遇をうけているし、申し分ない生活をしています』としばしば証言した。
子ども達は、朝から晩まで、やめる許しが出るまで、さんざん苦労する生活のほかには、生活のしかたというものをまるで知らなかった。また、『疲れてはいないか』という質問は、彼らには聞いたことのない質問で、その意味さえ分からなかった

フリードリッヒ・エンゲルス
『イギリスの労働者階級の状況』ホーン、報告および証言

そして、僕は時々、こう叫ぶのです。時々、最低賃金生活体験をやりながら。

「…労働者階級は、革命において鎖のほか失うべきものをもたない。かれらが獲得するものは、世界である。」

万国の労働者、団結せよ!

(文責 sa)