派遣・請負・ワーキングプア!?「雇用の変化」はなぜ起きた?(3)
3.大事なことは2つあります。
彼ら大企業のやっていることは、200年前に初めて資本主義が誕生した頃の資本家と、何ら変わるところがありません。
当時は誰彼構わずこき使ってたわけですが…。
だから僕達も歴史に学び、歴史に助けを求めましょう。
当時の労働者も最初は孤独だったかもしれません。
しかし、仲間同士で助け合い、行動を起こすことで権利を勝ち取ってきたのです。
それは日本国憲法にもしっかりと記されています。
そして、政府や大企業の違法・無法な振る舞いは告発に弱いのです。
耐震偽装・食肉偽装・賞味期限の偽装・偽装請負…ついでに環境偽装…うそはやっぱりバレます。
その偽装請負でちょっと有名になったクリスタルグループ・・・その後どうなったでしょうか。
彼らはグッドウィルグループに買収されましたが、そのグッドウィルは最初、コムスンが介護報酬の不正請求を行い、さらに派遣業の違反を行い、どちらでも業務停止処分を受けました。
なので、決して打ち壊し運動をしてはいけません。
我々なりのやり方で反撃していきましょう。
つまり、団結と学習がカギだと思うのです。
「学ぶ」というのは本当に大事だなぁ、と最近は実感しています。
今、本当に多くの人たちがつらい働き方をしています。
ですが、こんな働き方、生活が当たり前であってはいけないんです。
そして、「知らないまま」では疑問も持てません。
歴史に学ぶ、という意味でこんな引用を…。
子ども達は・・・12時間ないし14時間も働かねばならず、ボロを着て歩き、満腹するだけの食物をあてがわれず、・・・・・それでも『私はよい待遇をうけているし、申し分ない生活をしています』としばしば証言した。
子ども達は、朝から晩まで、やめる許しが出るまで、さんざん苦労する生活のほかには、生活のしかたというものをまるで知らなかった。また、『疲れてはいないか』という質問は、彼らには聞いたことのない質問で、その意味さえ分からなかったフリードリッヒ・エンゲルス著
『イギリスの労働者階級の状況』ホーン、報告および証言
そして、僕は時々、こう叫ぶのです。時々、最低賃金生活体験をやりながら。
「…労働者階級は、革命において鎖のほか失うべきものをもたない。かれらが獲得するものは、世界である。」
万国の労働者、団結せよ!
(文責 sa)